2008年02月28日
平均的な一日?

朝オフィスに行くと、多くのメールの中に、IPA(情報処理推進機構)の担当の方から、3月中旬に予定されているスーパークリエーター(IPAで選定した天才的なプログラマーの方々)のシリコンバレー研修の関係で連絡が入っていたため、返事といくつかの確認事項をお願いする。
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(参考)
私は、JETROのBIC(Business Innovation Center)という米国事業展開を目指す日本のハイテクベンチャー企業のためのインキュベーション施設の運営責任者なのですが、現在シリコンバレーに2つの施設を有しており、そこにIT系9社、バイオ系4社の合計13社に入居いただいています。もうすぐIT系1社が入居されるので、全部で以下の14社になります。
このうち3社に5名のスーパークリエーターが在籍されており、日々シリコンバレーで活動されています。
<IT系>
うたごえ;http://www.utagoe.com/jp/index.html
PlatHome;http://www.plathome.co.jp/
DigiOn;http://www.digion.com/
netprice;http://www.netprice.co.jp/
TOOL;http://www.tool.co.jp/FrontPageJp/?set_language=jp
サルガッソー/NOTA;http://sargasso.jp/index.html
Realcom;http://www.realcom.co.jp/
OSS Broadnet;http://www.ossbn.co.jp/
DTS;http://www.dts-1.com/
Lunascape;http://www.lunascape.jp/
<バイオ系>
REGiMMUNE;http://www.regimmune.com/
In-Vivo Science;http://www.invivoscience.com/
AXCYTE;http://www.axcyte.com/
ABSize;http://www.absize.com/index.html
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午前中は、入居されている企業の方々からの、種々雑多な問い合わせ等が次々に舞い込んでくる中、仕上がってきた調査レポートのチェック作業を同僚に依頼。
昼食は、いつもは1階のデリでチーズバーガーを買ってきて、オフィス(6階)で食べながら仕事。連日そうしているため、もはや注文しなくても、デリに顔を出すだけでチーズバーガーが出てくる状態(泣)。さすがに相当飽きてきたので、今日は久しぶりに同僚と2人で外で食事。
午後一番で、ある著名な日本人起業家が来訪され、若手日本人起業家の米国展開のため、BICへの入居も検討しているとのお話しがあり、しばし情報交換させていただく。アイディアが自然に沸き出る人間というのは、こういう方を指すのだろうが、かなり先進的で非常に興味深いお話しを伺うことができた。
突然、外部の方から「米国でもっとも見られているWebサイトはどこか?」との直々のお問い合わせ。正直、「私は神様ではございませんし、米国人ではなく、何故に日本人にお聞きになるのか?」と申し上げたくなる。いろいろ参考情報を御説明した後、ふと「もっとも閲覧されているのはGoogle!」とお答えするべきだったか?と思い、一人笑い(Googleという回答は冗談にしかならないのですが、おわかりいただけますよね)。
その後、同じフロアーにいるUSMACという提携関係にあるインキュベーターの幹部から、彼が様々な米国企業のヒアリングをしている中で得た情報によれば、「某米国大企業のニーズにBIC入居の某企業の製品がマッチングしているのではないか?」という話が舞い込み、BIC入居企業の製品のプレゼン戦略等をどうしていくか、急遽相談することとなった。
昨日入ってきた、当地で春に大きな日米間の会議を開催しないといけないという話につき、日本側の関係組織に確認のため電話を入れる。
残りの仕事は、日本側の担当者の戻りが遅いため、仕方がないので自宅から電話で確認することにする。食事や子供の相手をしながら自宅でずっと仕事。職住一緒ということか?
時差があるので、なかなか思ったように仕事ははかどらないものです。
(写真はBICがあるビルの外観です)
2008年02月26日
シリコンバレー起業家の輪-第2弾

2月13日に最初の記事を投稿した際、予告させていただいていたSVJEN(NPOシリコンバレー日本人起業家ネットワーク)の「シリコンバレー起業家の輪」第2弾のインタビュー記事がようやく掲載されました。
http://svjen.org.p2.hostingprod.com/archives/articles/cat8/muse_associates.html
第2弾は、第1弾に登場されたSVJEN会長の大澤さんからの御紹介で、『ウェブ進化論』の著者である梅田望夫さんに出演いただきました。
2年前に出版された『ウェブ進化論』は、Googleやアマゾンなどのビジネスの構造等をわかりやすく解説したものでもあり、かなり読まれた本だと思います。
かく言う私も、当時、梅田さんのことは全く存じ上げませんでしたが、霞ヶ関の本屋さんでベストセラーコーナーにあったので、購入して読ませていただきました。
SVJEN側のインタビュアーは残念ながら私ではなく、同僚2人が担当しているので、その2名がお伺いしましたが、「(Vinod Khoslaなんかは)シリコンバレーから代替エネルギーバブルを作ろうとしている。・・・ネットバブルができたように、エネルギーベンチャーバブルを作らないといけないという考え。」という話は興味深いです。
あと、梅田さんは、時代の先端と言われる場所で先端的な生活をし、いろんな実験をして「ここは毒がありませんよ」「ここは病気になりませんよ」「でも、あ、ここは近づかない方が良いです」と言えるような存在、つまりご自分のことを『炭鉱のカナリア』と位置づけたいと考えているんだそうです。
ということで写真はカナリアにしました。(某氏からヒヨコ?との指摘をいただきましたが、ヒヨコではありません。)
Posted by シリコンバレー at
06:25
│シリコンバレーの出来事
2008年02月23日
2008 State of the Valley Cenfe

今日(米国では2月22日)は、早朝から、"Joint Venture: Silicon Valley Network"が毎年開催している"State of the Valley Conference"の2008年会合に出てきました。http://www.jointventure.org/publicatons/index/2008Index/stateofthevalley.html
このConferenceでは、毎年、シリコンバレー情勢に係る最新の統計情報が発表され、また、シリコンバレーの抱える問題等について産学官の著名人によるパネルディスカッションが行われます。
本年度のConferenceの最後に行われるパネルディスカッションでは、クリントン政権下で労働長官をしていたUCバークレーのロバート・ライシュ教授が登場する予定だったのですが、前日に欠席が伝えられたため、急遽代役を立てて行われました(写真はそのパネルディスカッション)。
ライシュ教授の欠席は残念でしたが、今回のConferenceを通して、多くの講演者が言及していたのが、教育問題や移民・ビザ問題でした。
最新の統計情報では、ITバブルの時代には達していないものの、依然として就業機会は堅調に改善しており、海外からの移住者も増えています(シリコンバレー住人の5割が非英語圏の人間)。
また、全米におけるベンチャーキャピタル(VC)投資額の約3割をシリコンバレーが占めており、2007年のカリフォルニア州におけるクリーンテック向けVC投資の62%(金額では前年比94%増)をシリコンバレーが占めているとのことです。
しかしながら、このような良い話だけではなく、居住者の年収を見ると、除々にではありますが、高所得者層と低所得者層の割合が増加しており、いわゆる二極分化が進みつつあるようです。カリフォルニア州の高校中退率は、2001年に5%だったものが2005年は13%に達したとのことですし、同州の有名大学の修士号・博士号取得者に占める留学生の割合はかなり高いようです。
ある講演者は、「このままでは、ほとんどの若者が高校を卒業できなくなる。富裕層は学校を信じておらず、親が自ら子供を教育している。現在の教師の業務内容では十分ではなく、学校に競争原理をもっと導入すべきだ。」と言っていましたし、別の講演者(政治家)は「米国で修士号・博士号を取得して、職を見つけられた外国人には自動的に米国永住権を付与すべきだ。そのように永住権を付与しても、その数は年間35,000人程度であって、現在米国政府が行っているクジ引きによる永住権付与は、年間50,000人にのぼる。今のやり方はばかげている。」との少し微妙ともいえる発言をしていました。
一見ビジネスは好調に見えるシリコンバレーも、将来に向けて多くの課題を抱えているようです。
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2008年02月14日
車は何故必要か

よく米国は車社会と言われますが、米国でビジネスをするにはどの程度車が必要なのでしょう。
ニューヨークなどの都市は例外だと思いますが、少なくともシリコンバレーでは、車がないとビジネスの相手のオフィスに行くことは困難です。Caltrainという、San FranciscoからSan Joseより南にあるGilroyを結ぶ列車はありますが、頻繁に遅れることに加え、駅の近くに相手のオフィスがあるとは限りません。
日本でも最近Corporate Governanceが厳しく問われ始めていることから、訴訟社会の米国で事故を起こすと大変ということで、社員に米国での運転を許さず、タクシーでの移動を求めるケースもあるやに聞いています。
しかしながら、タクシーでの移動にも限界があります。1日借り上げるということであれば別ですが、日本のようにタクシーを道端で拾うことも困難ですし、呼んでも時間通りに来ないと考えた方が良いと思います。
そうすると何が起きるのでしょうか?
あなたが夕方4時ぐらいからビジネスの相手のオフィスで商談をするとします。行きはタクシーを早めに呼んで行ったので問題ありませんでした。1時間話をして終業時刻の5時になりました。タクシーを呼んでも渋滞のせいかなかなか来ません。商談の相手は客であるあなたが帰るまで家に帰りにくいでしょうし、あげくの果てには、早く自分の家に帰るために、家とは方向の違うあなたのオフィスまで、あなたを送り届ける羽目になるかも知れません。
礼儀正しい商談相手は、きっと表面上は「No Problem」とにこやかに笑っているでしょうが、内心では「お前なんか二度と来るな」と言っているのかも知れません。
皆さん、これを読んで笑われるかも知れませんが、シリコンバレーに来てから、いろいろなところで似たような話を聞きますので、このような失敗をされる日本人は決してめずらしくないのかも知れません。
御参考ですが、以下のURLで、いわゆるベイエリアの渋滞情報や必要運転時間を知ることができます。
http://511.org/
2008年02月13日
はじめまして

はじめまして。頓宮と書いて「ハヤミ」、裕貴と書いて「ユタカ」と読みます。姓・名ともに難読で申し訳ありません。
昨年の6月にJETROサンフランシスコーセンターに赴任し、米国のシリコンバレーで、日本のハイテクベンチャー企業の米国市場進出をお手伝いする「ベンチャーインキュベーション in USA」というプログラム、シリコンバレーの情勢分析、そして当地のNPOである「シリコンバレー日本人起業家ネットワーク(SVJEN)の理事などをやらせていただいております。
「シリコンバレー」という言葉をお聞きになられたことがあると思いますが、これは都市名ではなく、米国サンフランシスコの南部にある複数の地域を総称する言葉です。世界的半導体企業が育った場所であることから、このような名前が付いたようですが、今でも国際的ハイテク関連企業の集積地として世界で最も有名な場所の一つです。
在サンフランシスコ総領事館のホームページにあるシリコンバレーに関するデータがよくまとまっているので、少し引用させていただくと、概況は以下の通りです。
?面積:約1,500平方マイル=3,840平方キロ (東京都全域+神奈川県の約半分、カリフォルニア州全体の1%程度)
?人口:約244万人
?人種構成:白人 42%、アジア系 29%、ヒスパニック 24%、アフリカン・アメリカン、その他 5%(全体の36%が外国生まれ)
2006年における全米のベンチャーキャピタル投資額(約255.0億ドル)の36%がシリコンバレーのベンチャー企業に投資されていると言われており、Google、ヤフー、アップル、インテル、オラクルといった世界的大企業だけではなく、ベンチャー企業も活発にビジネスを行っている場所です。
このシリコンバレーで活躍する海外出身の専門家として、中国系、インド系の方々の躍進はめざましい一方、残念ながら日本人の割合は非常に限られた状況です。日本が本格的な少子高齢化社会に突入しつつある中、限られた国内市場にとどまらず、グローバルな市場を目指したビジネスを日本人はもっとしていくべきであり、そのために私達JETROや先に申し上げたSVJENは日々活動しているわけです。
今後、このシリコンバレーで起きているいろいろな出来事、シリコンバレーで頑張っている日本人の皆さんのこともお伝えしていきたいと考えていますが、最近発信し始めた情報として以下のものを御紹介したいと思います。
<米国で挑戦する日本のベンチャー企業>
これは、JETROで支援している日本企業の方々に、実際米国に進出しての感想・苦労等も含めてお答えいただいているものです。まだ、2社しか掲載できていませんが、引き続き増やしていきたいと思います。
まだシリコンバレーで数多くの方にお会いできているわけではありませんが、いろいろな方のお話を聞いている限り、米国でも、やはりコネというか、人と人とのネットワークが非常に重要であること、ビジネスの目標に対しての従業員間の「共感醸成」が重要であることを強調される方が多いようで、この点、基本はどの国でも同じなのかも知れません。
http://www.jetrosf.org/bic/jp/venture_regimmune.php
<シリコンバレー起業家の輪>
これは上記のように米国市場に挑戦中の方ではなく、米国で一定の成功をされている方々を取り上げて「○○○のテレホンショッキング」形式でインタビューをしていく企画で、JETROではなく、SVJENで行っているものです。
第1弾は責任を取っていただいて、SVJEN会長の大澤さんに御出演いただいていますが、彼は、三菱商事を退職されて、シリコンバレーで白地からベンチャーキャピタルを立ち上げた方です。第2弾の記事は現在編集中なので、近日中に公開される予定です。
http://svjen.org.p2.hostingprod.com/archives/articles/cat8/global_catalyst_partners.html
写真は、しばらく前に、JETROで支援している某企業の方の誕生日があり、他の企業の方にも集まっていただき、昼休みにお祝いした時の写真です。写真でその方の年齢がわかってしまいますが、一応御本人の了解はいただいた上で掲載しています。
なお、いつもこのようなことをしているわけではなく、日頃はまじめに仕事をしております(笑)。
Posted by シリコンバレー at
06:04
│シリコンバレーの出来事

